こころあニューストップ
認知症治療病棟新設
2023.05.23 ニュース
令和4年12月1日より、虹病棟で新たに認知症治療病棟が新設されました。
新設前より、私たちスタッフは認知症患者様への対応力を養うため、
認知症専門医とのカンファレンスや勉強会を積極的に進め、知識・技術の
向上に努めてまいりました。
認知症患者様と言っても一括りに認知症だけを看るのではなく、
一人一人の患者様の個別性に合わせた対応や看護を心掛けることが
大切です。
私たちは現在、認知症患者様個々に対し「丁寧に関わる」「訴えをよく聴く」
「不快に思うことはすぐに対応する」を念頭に関わりを行っています。
また、チームの一員として専属の作業療法士や精神保健福祉士とも協働し、
季節ごとのイベントを行うことで患者様の入院生活に楽しみを見出せる
環境づくりにも尽力しています。
これからも認知症患者様の尊厳を守り、寄り添い、入院生活を
自分らしく穏やかに過ごせるようサポートしていきたいと思います。
患者様の趣味等生活歴を丁寧に情報収集させていただき、その情報を
元に個々に応じた作業療法を実施しています。
真剣に取り組む姿に私たちスタッフもやりがいを感じています。
コロナ禍で面会が制限され、ご家族様も患者様も不安や寂しさを
抱えていらっしゃいます。
その為、イベントごとに患者様のお写真付きカードを作成し、
担当看護師が普段の様子を記し、ご家族様へ送らせていただいてます。
「元気そうで安心しました」
「良くして頂いて嬉しいです」
「また会いに行きます」 等、感謝のお言葉を頂いております。
認知症は治る病気ではありません。少しずつ進行していく病気です。
しかし、BPSDはストレスを軽減し適切に関わることで発症を
防ぐことが出来ます。
もし、お困りの方がいらっしゃいましたらいつでも当院に
ご相談いただければ幸いです。
こころあ広報委員会